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中央材料室
業務内容
中央材料部はこんな業務を行っています
高度救急医療を担う岐阜県総合医療センターでは、手術や検査に使用する医療器械やガーゼ等の材料、手術着等が多量に必要とされています。中央材料室では滅菌装置や、洗浄装置の設備を保有し、病院内の手術や、検査その他いろいろな処置に使用した医療器材の洗浄から滅菌に至る業務を一括して行っています。また、院内の感染防止の役割も担っています。
滅菌とは
滅菌とは、全ての微生物から生命力を奪うことです。
手術や検査、その他いろいろな処置に使用する器械や材料は、完全に滅菌されたものでなければなりません。中央材料室には 高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)4台、ホルムアルデヒド滅菌装置1台、プラズマ滅菌装置2台があります。高圧蒸気滅菌では、135℃の高圧蒸気で、全ての微生物を死滅させます。ゴム製品のように、高熱に耐えられないものは低温のホルムアルデヒド、プラズマで滅菌することが出来ます。
作業工程
洗浄
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薬剤や超音波洗浄、ジェット洗浄など各種洗浄手段を用いて、目に見えない細かい汚れまできれいに落とします。 最新の洗浄設備を導入し、ますます洗浄能力を強化して多くの患者様の処置に対応できる体制と なっております。
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乾燥
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洗浄後、濡れたままの状態だと細菌の繁殖を招くため、高温の乾燥機にて乾燥させます。
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点検
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洗浄した器械に汚れが残っていないか、正しく使用できるかの点検を行い、セット・包装をします。
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セット・包装
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手術や検査に必要な器械をセットし、包装をします。 包装は、金属製のコンテナや紙製のパック等で
行い、一旦滅菌をすれば外部から菌が入らないような構造となっています。 |
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滅菌
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対象となる器械によって、高圧蒸気滅菌・ホルムアルデヒド滅菌・プラズマ滅菌のいずれかを
選択し、滅菌を行います。
最新の滅菌機を導入し、安全な器械を滞りなく供給できる体制となっております。
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滅菌確認
滅菌後は各種検知の変色を見て、確実に滅菌ができていることを確認します。
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保管
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使用されるまで、滅菌状態を確実に保てるよう、扉付の棚に保管します。
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供給
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搬送機によって各部署に供給され、手術や検査その他の処置などに使用されます。
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Q&A
■Q1 | 中央材料室って聞きなれない部署ですが、何をしている所ですか? |
A1 |
基本的に患者様に使用された道具(器械)の、洗浄・滅菌を行っています。
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■Q2 | 患者様に提供される道具は、清潔なものですか? |
A2 |
中材では、使用された道具(器械)の洗浄と滅菌を行っております。
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■Q3 | 他の方に使用された道具は、どのように感染力を無くしているのですか? |
A3 |
熱処理ができる器械は、洗浄時に93℃の熱水で消毒します。
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■Q4 | 器械の点検は、どのように行っているのですか? |
A4 |
基本的に、人の目による目視の確認を行っています。病原菌は目に見えないものですが、人 の目によって目に見える汚れが落ちていることを確認し、その後滅菌を行うことによって清潔で安全な
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■Q5 | 病原菌は目に見えないのですが、どうやって滅菌されたかの確認を行っているのですか? |
A5 |
中央材料室では、日々以下の3つの方法で滅菌確認をしています。
1点目として、全ての滅菌物の包装の中に、滅菌にかけると色が変わるカードを入れてあります。 |
以上の点を日々確認をして、安全な道具(器械)を患者様に提供しています。
このように中央材料部は 安全な滅菌器具・医療材料の質保証を責任をもって行い 患者様が安心して医療サービスを受けられるよう 医療および看護を側面から支えています。 |
最終更新日:2022/09/20