皮膚科専門外来

成人

アトピー性皮膚炎外来

尋常性乾癬・乾癬性関節炎・掌蹠膿疱症外来

脱毛症外来

 近年皮膚科領域において、生物学的製剤などの炎症性サイトカインを制御する薬剤を使用することができるようになり、全身療法における治療成績もずいぶんと向上し、様変わりしてきています。具体的には、2022年8月現在、アトピー性皮膚炎には、デュピルマブ(商品名:デュピクセント)やネモリズマブ(商品名:ミチーガ)という生物学的製剤が、またバリシチニブ(商品名:オルミエント)・ウパダシチニブ水和物(商品名:リンヴォック)などの複数のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤が認可されました。尋常性乾癬に対してもすでに11種類もの生物学的製剤が、掌蹠膿疱症に関しては、グセルクマブ(商品名:トレムフェア)、円形脱毛症(重症またはきわめて重症)の患者さんにもバリシチニブ(商品名:オルミエント)が認可されました。当院は、日本皮膚科学会生物学的製剤使用承認施設であり、種々のガイドラインに従い、これまでに多数の患者さんに適正に使用しています。

 当科の基本的な方針は、患者さんに日々アップデートされた治療方針を正確に説明し、最終的に患者さんとともにより安全で根拠のある治療方針を決定しています。日々の再診では時間がとれない上記の患者さんに対して、専門外来(予約制)を設けました。もう一度外用療法について指導を受けたい、自己注射の仕方を再確認したい、所得に応じた高額療養費制度や限度額適応認定書などについて再確認したいなど疑問はありませんか?

 近年、尋常性乾癬は、その症状の主体は皮膚症状ですが、皮膚のみならず全身炎症の一つと考えられています。禁煙や体重の減量のなどの生活習慣の改善も大切です。禁煙外来(自費)や栄養指導や痛みや心肺機能に応じたリハビリ等への相談にも他科への高診予約(後日)などで相談に対応します。ぜひご活用ください。

 この専門外来は、当院で初診をすませ、上記と診断をうけた再診患者さん(開業医との連携患者さんを含む)が対象です。
 

 診療日時   予約制 (毎週火曜日)
          午後2時半~3時半

診療予約   完全予約制 (再診対象)
・事前に初診の診察をうけた方が対象になります。
・3名の皮膚科医がチームとなり診察をしますので、初診医と違うことがあります。

 

小児

先天性表皮水疱症 外来

 先天性表皮水疱症で日常の皮膚処置が苦痛で、処置方法も日々変化する疾患に対して、具体的な処置の方法・生活指導などを行います。全身の観察が難しい場合は、ご自宅で写真をとってきてもらい、参考にしながら診察をすることも可能です。在宅難治性皮膚疾患処置指導管理料分の包括医療材料ならびに特定保健医療材料などの有効な使用方法を提案をします。
 

 診療日時   予約制 (毎週火曜日)
          午後2時半~3時半

診療予約   完全予約制 (再診対象)
・事前に初診の診察をうけた方が対象になります。
・3名の皮膚科医がチームとなり診察をしますので、初診医と違うことがあります。

 

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最終更新日:2022/08/16