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中央検査部では、2019年度に ISO15189 を取得後、年間計画に沿って日々の業務を行っています。

2024年度 QMS計画表

中央検査部 

 中央検査部では、血液・尿・便などを検査する検体検査部門と、心電図・脳波・超音波などの生理検査部門に加え、採血などの各種検体採取に国家資格を持つ臨床検査技師が業務を行っています。
 正確な検査結果を報告するため、ISO151589認定をはじめ、日本臨床検査技師会、岐阜県臨床検査技師会、日本医師会、岐阜県医師会が主催する精度管理調査に参加し精度保証された信頼性の高い検査データを提供しています。
 また、ISO15189の教育手順に従いスタッフ教育を進めています。日々進化する医療の知識を共有するため定期的な勉強会を開催するとともに学会や研修会にも積極的に参加しています。

職員認定資格(2024年4月1日現在)

資格名 人数
二級臨床検査士(循環生理) 2名
二級臨床検査士(微生物学) 6名
二級臨床検査士(免疫・血清学) 1名
緊急臨床検査士 13名
認定血液検査技師 3名
認定輸血検査技師 1名
認定心電検査技師 2名
認定一般検査技師 1名
認定臨床微生物検査技師 2名
POCT測定認定士 1名
感染制御認定微生物検査技師(ICMT) 2名
心臓リハビリテーション指導士 2名
JHRS認定心電図専門士 2名
遺伝子分析化学認定士(初級) 1名
日本輸血・細胞治療学会 I&A(視察と認証)視察員 1名
日本糖尿病療養指導士 2名
総合検診指導士 1名
超音波検査士(循環器) 8名
超音波検査士(消化器) 12名
超音波検査士(血管) 2名
超音波検査士(体表臓器) 3名
血管診療技師 2名
精度管理責任者 1名
臨床検査技師臨地実習指導者 2名
岐阜県肝炎医療コーディネーター 1名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 3名
有機溶剤作業主任者 4名
医療安全管理者 3名
タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 49名
 

新人研修

 4月に、中央検査部 オリエンテーション計画に沿って、研修が始まります。

中央検査部オリエンテーション計画

新規採用者研修予定表(例)

 新規採用者は、全部署を1か月ごとローテーションした後に担当配属されます。


 

 

初期研修計画

検体検査担当

 初期研修方針 : 検体検査受付業務を取得し、担当分野の結果報告が単独でできる。
            また、精度管理や機器のメンテナンスができる。

勤務年数 概要 目指す資格
1年目 検体受付業務全般の習得
担当分野の結果報告が実施できる
検査機器の日常メンテナンスが実施できる
 
2~3年目 血液像検鏡が実施できる
検査機器の特殊メンテナンス、トラブル対応が実施できる
複数分野の技術を習得し実施できる
学生実習および当直研修の指導が実施できる
学会発表
緊急臨床検査士
3年目以上 骨髄像検鏡が実施できる
精度管理の設定・評価が単独でできる
新規配属研修の指導ができる
学会発表
認定血液検査技師
認定一般検査技師
日本糖尿病療養指導士
認定輸血検査技師

 

細菌検査担当

  初期研修方針 : 細菌検査業務全体の流れが把握でき、正確・迅速に結果報告できる。

勤務年数 概要 目指す資格
1年目 以下の細菌検査業務をできるようにする
検体受付、検体処理、グラム染色・抗酸菌染色・鏡検
マイコプラズマ・結核菌群 Lamp 法、
血液培養陽性検体処理・報告
釣菌・純培養
同定・感受性試験・耐性菌検査
結果報告
 
2~3年目 感染対策(ICT活動)への参加
新人指導
資格獲得
学会発表
二級臨床検査士(微生物学)
3年目以上 感染対策(ICT活動)への参加
新規配属研修の指導
資格獲得
学会発表
認定微生物検査技師
感染制御認定微生物検査技師
(ICMT)

 

生理検査担当

 初期研修方針 : 検査機器に慣れ、迅速に正確な報告ができるようにするとともに、患者に優しく
            丁寧な態度で接する。

勤務年数 概要 目指す資格
1年目

接遇
心電図(12誘導・15誘導・自律神経検査等)
血圧脈波、ホルター心電図取付、負荷心電図
肺機能検査・AABR・脳波

 
2~3年目 CPX、ABR、MCV、聴力検査、SPP、
ホルター心電図解析
感染対策の指導
緊急臨床検査士
3年目以上

新規配属研修の指導
認定資格
学会発表

認定心電図検査技師
心臓リハビリテーション指導士
二級臨床検査士(循環生理・神経生理・
呼吸生理)
日本糖尿病療養指導士

 

超音波検査担当

 初期研修方針 :超音波検査の基礎を学び、分野別に迅速かつ正確な所見を報告する。
           緊急時対応や感染対策についても学び、接遇を取得する。

勤務年数 概要 目指す資格
1年目 女性技師 接遇
超音波検査装置の基礎原理・取扱の習得
乳腺エコーから開始
次に 頸動脈・甲状腺・表在・腹部
 
男性技師

接遇
超音波検査装置の基礎原理・取扱の習得
頸動脈エコーから開始
次に 腹部・甲状腺・表在

 
2年目 女性技師 経験分野での知識・技術の確認
新規領域検査開始 : 動静脈・心臓または胎児
緊急検査・感染対策
学会発表
日本乳がん検診精度管理
中央機構 乳房超音波試験
男性技師 経験分野での知識・技術の確認
新規領域検査開始 : 動静脈・心臓
緊急検査・感染対策
学会発表
 
3年目以上 全領域の検査可能
経験分野での知識・技術の向上を目指す
新規配属研修の指導
資格取得
学会発表
●女性技師新規領域開始 : 心臓または胎児
超音波検査士
臨床検査士(循環生理)

 

新規採用者は、2~3年ごとのローテーション後、検査部内の業務が可能となります。その後、プロフェッショナルな技師を目指して、専門的な知識や経験を積んでもらいたいと思います。
 

 

 

連絡会

 毎月1回、中央検査部の全員を対象にした中央検査部連絡会・勉強会を行っています。
 院内の各種委員会からの報告や各担当からの伝達事項等を全体に周知します。また、検査部内での検討事項についての話し合い等を行います。これにより共有すべき情報を全員が把握できるように努めています。医療安全からの報告も行われ、注意すべきインシデントや問題点の報告などが行われます。
 勉強会は、検査に関する内容について各担当が持ち回りで行います。これとは別に当直ミニレクチャーという当直に関する内容に特化した勉強会も開催し、テストにて検査技術レベル評価と維持に努めています。
 ISO連絡会も同時に開催され、ISOに特化した連絡事項や勉強会が行われます。
 

 

最終更新日:2023/05/10