妊婦のMRIの安全性は完全に確立したとまではいえないのですが、被曝がなく行える検査であり、現在妊娠14週以降は広く臨床応用されています。また妊娠14週未満でも撮像により有害事象が増えることはありません。
(参考*JAMA掲載論文)
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes. JAMA. 2016;316:952-61. (妊娠中のMRI検査の胎児期及び幼年期への影響) 2016年Ray JG,ほかによる報告では妊娠初期(妊娠14週未満)にMRI検査を受けた妊婦さんから生まれた子供約1,700名を出産時から4歳児まで追跡して、MRIを受けなかった妊婦さんから生まれた子供と比較した研究で、健康面で特に大きな差異はないと報告されています。
すべての医療に共通して言えますが、ドックは自費診療となります。発症頻度が少ないため、医療経済の試算では、費用対効果の面からも保険診療とはなっていません。しかし、当院では、たとえ頻度がすくなくても、例えばクモ膜下出血を起こし、母体死亡を起こす妊婦さんを1人でも救命したい、と考えています。
今後は、岐阜県下の多施設で脳ドックをおこなう試験を開始し、その発症率や疾患などの概要を研究したいと考えております。今回、研究扱いとさせていただくのは、個人情報を保護した上で専門医の読影データ結果および出産の臨床情報を登録させていただく部分です。研究成果は学会や論文などで公表され今後の妊婦さん、赤ちゃんのために役に立てさせていただきます。他院やクリニックの脳ドックの場合は結果をご持参いただき、登録させていただきます。またその場合でも、個人情報は保護された状態で、その後の臨床情報を確認させていただくことがございます。
(2025/11/6 現在での医事点数をもとに算定していますので、適宜変更の可能性があります)
1)初診の方は検査日予約を電話でお取りできます。
2)当院再診(かかりつけ)の方は、検査予約を行い、検査日当日までに同意書をご提出ください。
3)初診の方は、研究の同意書を検査日当日に産科外来でお渡しするので、受付にご提出ください。(本人様のみで結構です)
4)検査後、2週間で結果をご説明しますので、再診予約をさせていただきます。
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