専門的な脂質異常症診療を行っています
脂質異常症は、血液中の脂質バランスが乱れる病気で、
- LDLコレステロール(“悪玉コレステロール”)が高い「高LDL-C血症」
- 中性脂肪(トリグリセライド)が高い「高TG血症」
- HDLコレステロール(“善玉コレステロール”)が低い「低HDL-C血症」
などがあります。これらは動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となります。
現在、多くの脂質異常症は地域のクリニックで適切に診療されています。当外来では、地域医療との連携を大切にしながら、特に専門的な診断・治療が必要な患者さんを対象に診療を行っています。
当外来が対象とする主な病態
当外来では、特に以下のような症例に対応しています。
- 標準治療でも改善が不十分な脂質異常症
- 若年発症や強い家族歴を伴う高LDL-C血症
- 家族性高コレステロール血症(FH)
- 著明な高TG血症や急性膵炎リスクを伴う症例
- 原発性高カイロミクロン血症などの特殊な脂質異常症
- 著しい低HDL-C血症を含む原因精査が必要な症例
- 小児や妊娠中など特別な配慮が必要な症例
- 治療方針の判断が難しい症例
家族性高コレステロール血症(FH)の専門診療
家族性高コレステロール血症(FH)は、生まれつきLDLコレステロールが高くなる遺伝性疾患です。未治療では若い頃から動脈硬化が進行し、心筋梗塞などを起こしやすくなるため、早期診断と適切な治療が重要です。近年では小学生(10歳時)に採血検査があり、脂質の異常を指摘される場合があります。
当院は、日本動脈硬化学会認定の「家族性高コレステロール血症(FH)紹介可能施設」です。
必要に応じて、
- 遺伝子診断
- 家族を含めた評価
- PCSK9阻害薬など専門的治療の導入
- 小児FHへの対応
- 妊娠・妊娠希望時の脂質管理
などを行っています。
特殊な脂質異常症にも対応しています
原発性高カイロミクロン血症などのまれな脂質異常症では、中性脂肪が著しく上昇し、急性膵炎など重篤な合併症を起こすことがあります。
また、著しい低HDL-C血症では、遺伝的背景や二次性要因の精査が必要となる場合があります。
当外来では、専門的検査や遺伝的背景の評価を含め、診療を行います。
このような方はご相談ください
- 薬物療法を行っても脂質異常が改善しない
- LDLコレステロールが非常に高い
- 中性脂肪が極めて高い
- HDLコレステロールが著しく低い
- 若くして心筋梗塞になった家族がいる
- 家族に脂質異常症の方が多い
- 特殊な脂質異常症が疑われる
- 小児の高コレステロール血症が心配
- 妊娠中・妊娠希望で治療方針に悩んでいる
地域の先生方と連携しながら、専門的評価、追加検査、治療方針の提案を行い、必要に応じて継続診療を担当いたします。
診療日
担当医:飯田真美
内科 火曜日(第2,第4)
水曜日
金曜日(第1,第3,第5)









