各種ご案内

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初診受付時間

月曜日〜金曜日8:30〜11:00
休診日:土曜・日曜・祝日
年末年始(12月29日〜1月3日)

交通案内

駐車場約500台完備
岐阜バス(JR岐阜15番乗り場、名鉄岐阜6番乗り場)

遺伝子診療科

診療内容

はじめに

岐阜県総合医療センターでは、遺伝に関するさまざまな悩みを持つ方を対象に遺伝カウンセリング外来を開設しました。遺伝カウンセリングを通じて、最新の遺伝医学の情報をお伝えし、来談された方の不安や疑問に対し、正しい理解、受容および意思決定ができるよう、お役に立ちたいと考えております。

遺伝カウンセリングとは

「遺伝子」は、私たちの体を作るために必要な“設計図”で、その設計図全体を「ゲノム」と言います。ゲノムに起きた変化のほとんどは、その人の個性を形成するものですが、ときに「先天性疾患」や「がん」などの病気の原因となることがあります。近年の技術の進歩により、多くの先天性疾患やがんの診断ができるようになり、また、一部の疾患において、遺伝子やゲノムの研究に基づく新しい治療法の開発が急速に進んでいます。

「先天性疾患」には、ダウン症候群のような染色体の数の変化による疾患から、一つの遺伝子におきた小さな変化が原因となっている単一遺伝子疾患までありますが、正確な診断を行うことで、よりよい健康管理や家族計画に活かすことができます。

また「がん」に関しては、従来のようにがんの種類だけではなく、がんの原因となっている遺伝子の変化(遺伝子変異)に基づいて、1人ひとりに合った治療法を選択する時代となりつつあります。このような「ゲノム医療」を行うために、遺伝子検査を受ける機会も増えてきました。

ただ、遺伝子変異の中には、世代を超えて受け継がれる、すなわち「遺伝する」ものもあります。遺伝子検査の結果によっては、子どもや兄弟といった親族にも関係することがあります。そのような遺伝が関わる問題に対して、臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラーがご本人やご家族に科学的根拠に基づく情報を提供し、対応を一緒に考え、ご本人やご家族から自らの力で最適な選択ができるように心理社会的にサポートするのが遺伝カウンセリングです。

なお、当院は一般社団法人日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)における暫定連携施設、NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)を実施する基幹施設となっております。

相談内容

  • 遺伝性疾患が疑われる方
  • 遺伝性疾患と診断された方
  • ご自身は発症していないがご家族の遺伝性疾患が心配な方など

遺伝カウンセリング実施日

  • 月曜日 14:30~、15:30~
  • 水曜日 14:00~、15:00~

主な対象疾患

染色体疾患

  • ダウン症候群
  • 13トリソミー
  • 18トリソミー
  • 45,X
  • 47,XYY
  • クラインフェルター症候群
  • 22q11.2欠失症候群
  • アンジェルマン症候群
  • プラダー・ウィリー症候群
  • ウィリアムズ症候群
  • 不均衡型染色体転座
  • その他、染色体微細欠失・重複症候群

多臓器疾患

  • ヌーナン症候群
  • コフィン・シリス症候群
  • チャージ症候群
  • ソトス症候群
  • 歌舞伎症候群
  • 神経線維腫症1型
  • モワット・ウィルソン症候群
  • ヴィーデマン・スタイナー症候群
  • ZTTK症候群
  • TRAF7異常症

循環器疾患

  • 家族性拡張型心筋症
  • 肥大型心筋症

腎泌尿器疾患

  • アルポート症候群

骨・結合組織疾患

  • マルファン症候群
  • クルーゾン症候群
  • 古典型エーラス・ダンロス症候群
  • ロイス・ディーツ症候群
  • 骨形成不全症
  • 血管型エーラス・ダンロス症候群
  • ファイファー症候群
  • 点状軟骨異形成症
  • トリーチャー・コリンズ症候群
  • 多発性軟骨性外骨腫症
  • 低ホスファターゼ症
  • 軟骨無形成症
  • FLNA異常症
  • 大理石骨病
  • 鎖骨・頭蓋骨異形成症

神・筋疾患

  • 脊髄性筋萎縮症(SMA1型)
  • 結節性硬化症
  • Thomsen病
  • 小児四肢疼痛発作症
  • 全前脳胞症
  • ミラー・ディーカー症候群
  • ドラベ症候群
  • レット症候群
  • KCNN2異常症

呼吸器疾患

  • 肺胞蛋白症

遺伝性腫瘍

  • 遺伝性乳がん卵巣がん症候群
  • リンチ症候群
  • 遺伝性乳頭状腎細胞がん

自己炎症性疾患・内分泌疾患・代謝性疾患・消化器疾患

  • 家族性地中海熱
  • 性分化異常症(アンドロゲン不応症)
  • シトリン欠損症
  • 遺伝性膵炎
  • 先天性プロテインC欠乏症

原発性免疫不全症

  • 伴性劣性無ガンマグロブリン血症
  • 分類不能型無ガンマグロブリン血症
  • 高IgH症候群

検査について

確定診断

確定診断のための遺伝子検査は、すでに発症している方を対象とし、主に臨床的に可能性が高いと考えられる疾患を確定させるためやその他の検討すべき疾患の鑑別診断を目的として行われます。

発症前診断

発症前診断は、成人期発症の遺伝性疾患(神経変性疾患、家族性腫瘍など)で、その時点ではまだ発症していない方が将来発症するかどうかを調べる目的で行われるものです。検査実施前には、疾患の予防法や発症後の治療法に関する情報を十分に理解していただき、検査をすることがご自身やご家族の将来にどのような影響を与えるのか十分検討していただく必要があります。そのために時間をかけて遺伝カウンセリングを重ねていくことになります。

保因者診断

保因者とは、染色体の変化や病的な遺伝子の変化を有していてもご自身はその疾患を発症することはなく、治療の必要がない方を意味しています。また、その疾患に罹患したお子さんが生まれてくる可能性があります。保因者診断はご自身の健康管理に必要であるということはありませんが、お子さんが罹患する確率を明らかにしたり、出生前診断の可能性を知るために行われることがあります。

出生前診断

出生前診断とは、生まれる前に赤ちゃんの染色体疾患や遺伝性疾患、奇形の有無を診断することを言います。当院では、羊水検査のご相談を承っています。

料金

遺伝カウンセリングは保険外診療(自費診療)となります。下記の料金が生じますことをご了承ください。

院内紹介の場合は初診診察1回4,700円、院内紹介以外の方は初診診察1回12,600円となります。

時間 料金
初診診察 1回(約1時間) 4,700円
院内紹介以外の初診診察 1回(約1時間) 12,600円
2回目以降 1回(約1時間) 4,700円

遺伝子検査や、染色体検査などの、検査を他に追加する場合は別に料金が生じます。

遺伝子検査は疾患により費用が異なりますので、受診時にご説明いたします。

予約方法・問い合わせ先

予約は電話のみの対応となっております。

病院代表電話番号058-246-1111 PHS(8766)にご連絡ください。

電話でご相談内容、ご家族の状況など簡単に確認させていただきます。

その後、遺伝カウンセリングの日時を調整いたします。

電話対応時間

平日(月曜日~金曜日:10:00~16:00)

担当者が外来診療などで電話に対応できない場合もございます。ご了承願います。

受審当日の流れ

1)初診の方へ

来談日は15分前までには、初診外来受付カウンターにお越しください。当院の患者IDをお持ちでない方は、受付で『診療申込』の記入と本人確認が必要となりますので、時間に余裕を持ってご来院ください。受付で『お名前』と『遺伝カウンセリングであること』を職員にお伝えください。受付が済みましたら、すこやか棟1階外来診察室前でお待ちください。

2)再診の方へ

再来受付機に診察券を通し、受付してください。受付が済みましたら、待合場所までご移動いただき、お待ちください。お時間になりましたら認定遺伝カウンセラーが挨拶に参ります。

持ち物について

  • 保険証
  • 診察券(初診の方は来院時に作成します。)
  • 家系図の詳細(電話でお聞きしますが、ご家族やご親戚で病気にかかられた方の詳しい情報を可能な範囲でご確認ください。父方/母方の、祖父母、両親、おじ、おば、いとこ、兄弟姉妹、甥、姪、子どもなど「誰が」「何歳くらい」で発症されたかなど、書きだしてご持参ください。)
  • ご相談内容

遺伝カウンセリング担当のご紹介

金子 英雄

役職:医師

  • 遺伝子診療科部長
  • 臨床遺伝専門医・指導医
  • 日本小児科学会指導医・専門医
  • 日本血液学会指導医・専門医
  • 日本アレルギー学会指導医
村上 博昭

役職:医長

  • 臨床遺伝専門医
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 臨床細胞遺伝学認定士
阪下 達哉

役職:医長

  • 臨床遺伝専門医
  • 日本小児科学会専門医
神田 智子

役職:医師

  • 臨床遺伝専門医
  • 日本産科婦人科学会専門医
  • 日本女性医学会専門医
長柄 美保子

役職:認定遺伝カウンセラー

かねこ ひでお

金子 英雄

役職
  • 医師
  • 遺伝子診療科部長
  • 施設長 兼 小児療育内科部長
認定資格
  • 臨床遺伝専門医・指導医
  • 小児科学会指導医・専門医
  • 日本血液学会指導医・専門医
  • 日本小児科学会指導医・専門医
  • 日本アレルギー学会指導医・専門医
金子 英雄

あらい まさずみ

荒井 正純

役職
  • 副院長
  • 循環器内科部長
  • 高度先端医療部長
認定資格
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
荒井 正純

かたやま まさき

片山 雅貴

役職
  • 病理診断科部長 兼 遺伝子病理診断科部長
  • 病理部長
  • 中央検査部主任医長
  • 遺伝子診療科副部長
認定資格
  • 日本専門医機構病理専門医
  • 日本病理学会学術評議員
  • 病理専門医研修指導医
  • 分子病理専門医
  • 日本臨床細胞学会
  • 細胞診指導医
  • 細胞診専門医
  • 教育研修指導医
片山 雅貴

たかはし ゆういちろう

高橋 雄一郎

役職
  • 産科部長
  • 母とこども医療センター長
  • 母体・胎児集中治療室部長
認定資格
  • 日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医、指導医、評議員
  • 産科婦人科学会専門医・指導医
  • 胎児治療学会 幹事、事務局長
  • 母体保護法指定医
  • 日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)インストラクター
高橋 雄一郎

くにえだ かつゆき

國枝 克行

役職
  • 化学療法部長・緩和医療科部長
  • がん医療センター長
専門分野
  • 消化器外科
  • 乳癌の診断と治療
  • 緩和ケア
認定資格
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本大腸肛門病学会専門医・指導医
  • 日本癌治療学会臨床試験登録医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
  • 消化器がん外科治療認定医

おぎそ あつこ

小木曽 敦子

役職
  • 主任医長
  • 遺伝子診療科医長
専門分野
  • 乳腺外科
  • 乳癌の診断と治療
認定資格
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構癌治療認定医
  • マンモグラフィ読影認定医
  • 日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍コーディネーター

むらかみ ひろあき

村上 博昭

役職
  • 医師
  • 遺伝子診療科医長
  • 医長
認定資格
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 臨床遺伝専門医
  • 臨床細胞遺伝学認定士

さかした たつや

阪下 達哉

役職
  • 医師
  • 遺伝子診療科医長
認定資格
  • 日本小児科学会専門医
  • 臨床遺伝専門医

ひさまつ けんじ

久松 憲治

役職
  • 病理診断科医長 兼 遺伝子病理診断科医長
  • 病理部医長
  • 遺伝子診療科医師
認定資格
  • 日本専門医機構病理専門医
  • 日本病理学会
  • 病理専門医研修指導医
  • 分子病理専門医
  • 日本臨床細胞学会
  • 細胞診専門医
  • 教育研修指導医

かんだ ともこ

神田 智子

役職
  • 医師
  • 婦人科非常勤医師
専門分野
  • 女性医学
  • 産婦人科一般
認定資格
  • 臨床遺伝専門医
  • 日本産科婦人科学会専門医
  • 日本女性医学会専門医

たなか ちえ

田中 千恵

役職
  • がん医療センター師長

ながら みほこ

長柄 美保子

役職
  • 認定遺伝カウンセラー

外来担当医表

月(第2・4)小児・周産期 水曜日(第2・3・4)小児・成人
14:30~(60分):村上博昭 14:00~(60分):阪下達哉
15:30~(60分):村上博昭 15:00~(60分):阪下達哉
  • 遺伝カウンセリングは完全予約制となっております。

診療実績

遺伝カウンセリング診療実績

遺伝カウンセリング件数

2022年 56件
2023年 121件
2024年 176件

相談対象疾患(実績)

染色体疾患

  • ダウン症候群
  • 13トリソミー
  • 18トリソミー
  • 45,X
  • 47,XYY
  • クラインフェルター症候群
  • 22q11.2欠失症候群
  • アンジェルマン症候群
  • プラダー・ウィリー症候群
  • ウィリアムズ症候群
  • 不均衡型染色体転座
  • その他、染色体微細欠失・重複症候群

多臓器疾患

  • ヌーナン症候群
  • コフィン・シリス症候群
  • チャージ症候群
  • ソトス症候群
  • 歌舞伎症候群
  • 神経線維腫症1型
  • モワット・ウィルソン症候群
  • ヴィーデマン・スタイナー症候群
  • ZTTK症候群
  • TRAF7異常症

循環器疾患

  • 家族性拡張型心筋症
  • 肥大型心筋症

腎泌尿器疾患

  • アルポート症候群

骨・結合組織疾患

  • マルファン症候群
  • クルーゾン症候群
  • 古典型エーラス・ダンロス症候群
  • ロイス・ディーツ症候群
  • 骨形成不全症
  • 血管型エーラス・ダンロス症候群
  • ファイファー症候群
  • 点状軟骨異形成症
  • トリーチャー・コリンズ症候群
  • 多発性軟骨性外骨腫症
  • 低ホスファターゼ症
  • 軟骨無形成症
  • FLNA異常症
  • 大理石骨病
  • 鎖骨・頭蓋骨異形成症

神・筋疾患

  • 脊髄性筋萎縮症(SMA1型)
  • 結節性硬化症
  • Thomsen病
  • 小児四肢疼痛発作症
  • 全前脳胞症
  • ミラー・ディーカー症候群
  • ドラベ症候群
  • レット症候群
  • KCNN2異常症

呼吸器疾患

  • 肺胞蛋白症

遺伝性腫瘍

  • 遺伝性乳がん卵巣がん症候群
  • リンチ症候群
  • 遺伝性乳頭状腎細胞がん

自己炎症性疾患・内分泌疾患・代謝性疾患・消化器疾患

  • 家族性地中海熱
  • 性分化異常症(アンドロゲン不応症)
  • シトリン欠損症
  • 遺伝性膵炎
  • 先天性プロテインC欠乏症

原発性免疫不全症

  • 伴性劣性無ガンマグロブリン血症
  • 分類不能型無ガンマグロブリン血症
  • 高IgH症候群

ご紹介いただきたい所見について

当科へのご紹介を検討頂きたい患者さんの特徴について

①遺伝性疾患が疑われる患者さん

  • 若年発症、重症、非典型的経過の疾患
  • 同じ疾患・類似症状の家族歴がある
  • 原因不明だが遺伝性が否定できない症例

②妊娠出産に関連する遺伝相談

  • 遺伝性疾患をもつ(または疑われる)患者さんの妊娠
  • 保因者診断、出生前検査に関する相談

③遺伝性腫瘍が疑われる/確定している患者さん

  • 若年発症がん
  • 同一臓器がんの多発、重複がん
  • 家族内にがんが多発している

④遺伝学的検査を検討しているが、説明・判断が難しい場合

  • 検査の適応や意義に迷う
  • 患者さんが検査を受けるかどうか悩んでいる
  • 結果が家族に及ぶ可能性がある

⑤遺伝子検査の結果解釈に困っている場合

  • VUS(意義不明のバリアント)が出た
  • 結果説明や家族への伝え方に悩む
  • 今後のフォロー方針が不明確

⑥家族(血縁者)への影響が問題になる患者さん

  • 子どもへの遺伝リスクが心配
  • 家族にどこまで説明すべきか悩んでいる
  • 血縁者検査を検討している

当科の強み

遺伝カウンセリングを中心とした専門性の高さ

遺伝子診療科では 臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーが担当し、遺伝に関する不安や疑問に対して 科学的根拠に基づいた情報提供や心理社会的サポートを行います。遺伝性疾患や遺伝的リスクについての理解を深め、最適な意思決定を支援します。

地域の総合病院としての総合診療力の強さ

岐阜県総合医療センター自体が地域中核病院として多様な診療科を擁しており、遺伝子診療科はがん診療、産科、乳腺外科、婦人科、小児科、新生児科、内科、外科など 他診療科と連携しながら包括的な医療提供が可能です。例えば、がん治療中の患者さんの遺伝的リスク評価や、胎児診療との連携による家族性遺伝疾患の相談といった、専門分野を横断する支援が期待できます。

施設認定

遺伝性乳癌卵巣癌総合診療暫定連携施設

NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)を実施する基幹施設

がんゲノム医療連携病院

臨床遺伝専門医研修制度認定施設

診療科

専門外来