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皮膚科
医師スタッフの紹介
役職 皮膚科部長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・指導医
■専門分野 皮膚科全般、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、水疱症、創傷治癒(褥瘡) |
役職 医師
■専門分野 皮膚科全般
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関連する診療科・専門外来
皮膚科専門外来(当院と開業医との連携にも対応) |
乾癬外来・アトピー外来・じんましん外来・脱毛外来・水疱症外来
対象
・尋常性乾癬・乾癬性関節炎・膿疱性乾癬・掌蹠膿疱症
・アトピー性皮膚炎
・特発性慢性蕁麻疹
・円形脱毛症
・天疱瘡・類天疱瘡などの自己免疫性水疱症
・先天性表皮水疱症
・遺伝性角化症 など
この専門外来では、既存治療を行っても難渋している患者さんに対して、ガイドラインに従い皮膚の専門家として、診断の見直しや外用・内服治療の見直しをし、科学的な根拠のある治療方針を提案します。最近は皮膚科領域においても治療の選択肢が広がっています。例えば、尋常性乾癬、重症のアトピー性皮膚炎、円形脱毛症等に対して疾患の重症度に応じて、生物学的製剤やJAK阻害薬等による治療が可能となりました。当院は、日本皮膚科学会生物学的製剤使用承認施設であり、生物学的製剤やJAK阻害剤等の導入が可能です。総合病院の利点を生かし、必要であれば、他科との連携も積極的にします。
また稀な疾患ではありますが、先天性表皮水疱症患者様においては、成長にあわせた具体的な処置の指導方法や生活指導などを心がけています。在宅難治性皮膚疾患処置指導管理料の範囲内での包括医療材料ならびに特定保健医療材料などの有効な使用方法の提案をします。
診療日時 毎週水曜日午前 (2024年4月から)
診療予約 完全予約制(事前に皮膚科の初診の診察が必要)
診療内容について
皮膚科診療は、乳幼児から高齢者まで年齢性別を問わず、全身の皮膚に関するすべての疾患が対象です。発疹学に基づいた観点で皮疹を診察すると同時にダーモスコープ、真菌学的検査、皮膚病理検査、パッチテスト、アレルゲン検査などでより客観的な検査結果を参考にして総合的に診断をします。治療は、皮疹の程度や重症度に応じて、外用剤の選択、内服薬の投与、注射製剤の投与などがあります。時に、光線療法(PUVA、NBUVB、エキシマ光)や皮膚外科的手法等を用います。より複雑で治療に難渋する際は、患者様と相談をし、院内の他科や大学病院などより専門性の高い病院への受診を促し、より安全で確実な治療が受けられるように配慮します。
主な症状・病気
私たちは、日常によく遭遇する湿疹・アトピー性皮膚炎などの湿疹皮膚炎、蕁麻疹・薬疹、光線過敏症などのアレルギー疾患のみならず、紅斑症、乾癬などの炎症性角化症、天疱瘡や類天疱瘡などの自己免疫性水疱症、皮膚科領域の膠原病、皮膚良性・悪性腫瘍、蜂窩織炎などの急性感染症・帯状疱疹などのウイルス疾患・真菌感染症や白斑症や脱毛症などを対象に検査、治療をしています。またがん患者様の治療の過程に生じる皮膚病変(生物学的製剤や化学療法剤に伴う手足症候群など)にも積極的に対応しています。
・脂漏性皮膚炎(中日新聞LINKED/地域医療ソーシャルNEWS)
https://project-linked.net/mdc-knowledge/what-is-symptoms-of-seborrheic-dermatitis/
・脂漏性皮膚炎の外用療法(中日新聞LINKED/WEBマガジン)
https://plusc.project-linked.net/gifu-hp/mdc-knowledge/seborrheic-dermatitis-external-therapy/
・アトピー性皮膚炎(中日新聞LINKED/地域医療ソーシャルNEWS)
https://project-linked.net/mdc-knowledge/what-is-symptoms-of-atopic-dermatitis/
・口唇ヘルペス(中日新聞LINKED/地域医療ソーシャルNEWS)
https://project-linked.net/mdc-knowledge/what-is-symptoms-of-herpes/
・帯状疱疹(中日新聞LINKED/地域医療ソーシャルNEWS)
https://project-linked.net/mdc-knowledge/what-is-symptoms-of-herpes-zoster/
・尋常性乾癬(中日新聞LINKED/地域医療ソーシャルNEWS)
https://project-linked.net/mdc-knowledge/what-is-symptoms-of-plaque-psoriasis/
施設認定
・日本皮膚科学会認定専門医研修施設
・日本皮膚科学会生物学的製剤使用承認施設
外来:水曜日のみ初診休診/専門外来のみ
➡診療医師担当表はこちら
入院 : 外来通院ではコントロールしづらい、帯状疱疹・蜂窩織炎・丹毒などの急性感染症、うっ滞性皮膚炎、下腿潰瘍、アトピー性皮膚炎の急性増悪、薬疹、中等症までの熱傷、自己免疫性水疱症、膠原病、皮膚腫瘍などのたくさんの患者様に利用していただいています。急性期が過ぎれば、外来通院にきりかえ、開業医(かかりつけ医)の先生への紹介も積極的にします。
特徴・特色
検査
真菌検査 |
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ダーモスコープ |
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皮膚生検(予約制) |
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皮膚病理組織検査(蛍光抗体法を含む) |
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パッチテスト・プリックテスト・スクラッチテスト・皮内テストの皮膚テスト(予約制) |
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超音波検査 診察時、皮下硬結や腫瘤の性状を把握するために、皮膚科医による超音波検査を併用するこ ともあります。 |
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治療
液体窒素療法(尋常性疣贅、日光角化症など) |
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CO2レーザー |
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光線療法(尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、類乾癬、菌状息肉症、尋常性白斑など) |
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局所免疫療法 |
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皮膚外科手術 |
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アトピー性皮膚炎の治療 |
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乾癬・膿疱性乾癬および掌蹠膿疱症の治療 |
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難治性皮膚潰瘍 |
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特発性の慢性蕁麻疹 |
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カンファレンス・チーム医療
カンファレンス
皮膚科総合カンファレンス(毎火曜日) |
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チーム医療
入院患者褥瘡回診(毎金曜日)
皮膚科医と形成外科医、院内のwocナース、各病棟のリンクナース、薬剤師そして栄養管理士らで褥瘡対策チームを組み、入院中で褥瘡に苦慮されている患者様のベッドサイドまで伺い、姿勢や体位・除圧などの環境の確認や外用剤、創傷被覆材などの適切な使用状況を確認し、病院内の褥瘡治療の向上に取り組んでいます。また年に3回、院内合同褥瘡部会で病院全体の目標を明確に達成できるよう努力しています。さらに年に1回病院全体で褥瘡セミナーを開き、外部の講師等の講演を聴き、コロナ禍では、WEBによる動画配信のレクチャーをマスターし、日常のスキルを向上できるよう努力しています。
3科合同乾癬カンファレンス(月1回) |
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形成外科医との合同手術(不定期) |
業績
過去当科にお越しいただいた外来患者数、入院患者数(のべ)、紹介率・逆紹介率
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外来患者数(人) |
入院患者のべ数(人) |
平均在院日数(日) |
紹介率(%) |
逆紹介率(%) |
2018年度 |
17,123 |
2,264 |
9.8 |
76.5 |
78.2 |
2019年度 |
14,850 |
1,670 |
6.6 |
78.8 |
79.8 |
2020年度 |
14,676 |
1,640 |
6.7 |
77.2 |
68.1 |
2021年度 |
14,211 |
1,390 |
5.7 |
80.9 |
60.2 |
2022年度 |
13,657 |
972 | 6.0 | 80.0 | 64.2 |
2023年度 |
13,072 | 1,117 | 6.2 | 80.3 | 102.7 |
新型コロナウイルス感染(COVID-19) 2019.12-2023.ころ
当科も入院時の平均在院日数を短縮し、コロナ禍でも病院全体の病床稼働率をあげるよう対応をしています。患者様の生活スタイルに合わせて、地域の開業医様と連携することも増えてきました。
当科の主な皮膚悪性腫瘍患者数
疾患名 | 2015年度 | 2021年度 | 2023年度 |
日光角化症 | 32 | 37 | 60 |
ボーエン病 | 8 | 11 | 23 |
有棘細胞癌 | 10 | 20 | 50 |
基底細胞癌 | 14 | 31 | 63 |
乳房外パジェット病 | 4 | 0 | 4 |
悪性黒色腫 | 3 | 1 | 7 |
メルケル細胞癌 | 0 | 0 | 2 |
お知らせ
【当科受診の患者さんへ】
・発熱、全身状態の悪い方は、皮膚科受付で遠慮なくお申し出ください。
・効率よく診察が進むよう努力していますが、より重症の患者様を優先に診察しますので、待ち時 間が発生したり、必ずしも受付順通りにならないこともありますので何卒ご了承願います。
【近隣の医療機関の皆様へ】
・当科での検査・治療の適応のある患者様がおられましたら、お気軽に当院地域医療連携調整室を通じてご紹介いただければ幸いです。中でも全身療法を見据えたアトピー性皮膚炎の患者様のご紹介の際は、簡単に前治療の期間と内容を記載いただけると幸いです(情報提供書+当科の連携シートをご活用いただいてもかまいません)。
その他
その他
当科は、次世代を担う医学生、研修医、専攻医に対して積極的に教育をしています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
医学部学生教育
毎年複数人の学生が実習されます。教科書ではわからない皮膚科の楽しさを共有できればいいと思います。医学生の見学も当院は受け付けておりますので、ホームページにアクセスください。
前期研修医
毎年数名の研修医に学んでいただいています。皮膚科ならではの皮疹の視かたや疾患へのアプローチ、また皮膚生検や小外科など実践的な研修をサポートします。
専攻医
当科は日本皮膚科学会認定専門医研修施設です。岐阜大学医学部皮膚科と中部国際医療センター皮膚科のプログラムに対応した専門研修連携施設になります。
最終更新日:2024/09/12